肌を露出する季節になると、どうしても気になるのがムダ毛です。
そこで、脱毛してもらうために脱毛サロンに行くことになりますが、事前の準備や事後のケアが欠かせません。
脱毛の施術を受ける前日に、脱毛する部位の毛を2～3mm程度までシェービングしておかなければなりません。
現在の脱毛施術は脱毛する部位に光を照射し、その光が毛に含まれる黒いメラニン色素に反応して熱を帯び、その熱でもって毛の毛根細胞に打撃を与えて毛の成長を抑制します。
ムダ毛が長いと、光を照射しても光の熱が分散されてしまい、肝心の毛根に熱の打撃を与えることができません。
従って、シェービングをしていないと脱毛の施術の意味がなくなり、脱毛サロンによっては施術を断られることもあります。
なお、事前処理で注意が必要なのは、ワックスや毛抜きを使用してはならないことです。
つまり、ワックスや毛抜きで毛根部分まで除去してしまうと、光が作用するメラニン色素が無くなるため、脱毛施術の効果が得られません。
従って、電気シェーバーによる処理が適しています。
施術直後の肌は非常に敏感になっています。光による熱を帯びているため、外に出て紫外線を浴び続けると、炎症を起こします。
洋服やストールで肌を隠すことは当然ですが、露出する部分は日焼け止めクリームなどを塗って日焼け対策をすることが大事です。
また、敏感になった肌をそのまま放置しておくと、色素沈着や腫れ、吹き出物などの肌トラブルにつながる可能性が高くなります。
さらに、脱毛後は肌の水分が奪われて乾燥した状態になっています。
いつも以上にボディクリームやローションなどで、念入りに保湿ケアをすることが大切です。
ちなみに、施術を受けた日は、湯船に浸るのは控え、シャワーのみでさっと済ませます。
光の熱で軽い火傷をしている状態の時に湯船に浸ると、体温の上昇によるかゆみや炎症を起こしかねません。
身体を洗う時も泡で優しく撫でるようにし、こすらないように注意します。当然、激しい運動や深酒は禁物です。
なお、脱毛の施術は長期間に渡って繰返し行われるため、空気の乾燥している時期は加湿器で部屋の中を適度な湿度に保てると効果的です。